古武術をバスケットボールに応用する

古武術はさまざまなスポーツに応用することで、選手の成績が上がったリ、チームの総合力がアップしたりといった実績を残しています。有名なところでは、高校バスケで東京の桐朋高校バスケットボール部の成功事例があります。

古武術をバスケットボールに応用する(つづき)

桐朋高校バスケットボール部の顧問の金田先生が古武術をバスケに持ち込んだそうです。ここでも実は甲野善紀氏んが絡んでいます。

桐朋高校バスケットボール部の取り組みは何年か前にNHK教育でも取り上げられたため、ご覧になった方もおられるでしょう。

ナンバ走りと呼ばれる日本古来の走法を取り入れたり、一拍子を基本としたターンやシュート、そして超ロングの3Pシュートなど、古武術のカラダの運用法でバスケをしたらこうなる、という実践例とも言えるものでした。

バスケ古武術

バスケットボールと古武術というのは相性がよいのか、NBAの選手の中にも、(意識してかしないでか)古武術の動きを取り入れている選手がいるというのはよく指摘されることです。

あのバスケットボールの神様と呼ばれたマイケル・ジョーダン選手の動きも古武術で解釈可能とする意見もあるようです。

古武術の動きでは、ナンバ走りに見られるように、カラダをねじらずに動けるため、バスケでディフェンスを抜いてカットインするといった場面ではコンマ数秒でも早く動けるのがかなり有利になるようです。

また、一般的なスポーツの指導で言われるようなタメといったことをせず、ストレートにカラダを動かすことにより、体格のない選手でも超ロング3Pシュートをガンガン決めたりすることも可能になるのです。

古武術をゴルフに応用する

古武術はさまざまなスポーツに応用されますが、ゴルフにも応用可能だと主張する人たちもいます。

ゴルフというと、ちょっと古いかも知れませんが、スイング時に「チャー・シュー・メーン」といった3拍子の動きを意識したり、当然、バックスイングでのタメが重要な要素の一つで、腰や肩をねじらなければなりませんので、無拍子(一拍子)でタメを作らないことが基本の古武術との相性はどんなものなのかなと思われるでしょう。

ただ、見た目にわかりやすい古武術の身体的特徴として、マスメディアから取り上げられることの多い肩甲骨の動き(腕を動かすことなく、肩甲骨のみを意識的に自在に動かすことができる)や、キツネの手と呼ばれる、中指と人差し指を使った握りなどがゴルフに必要な動きやグリップと共通するところがあると言われています。

ただし、古武術をゴルフに応用といっている人口は圧倒的に少数派で、しかも、主に雑誌や書籍などで古武術とゴルフの連携を訴えている永井延宏氏は、インターネットなどでは賛否両論、というより、その理論を否定する意見が圧倒的多数のようです。

これには、永井延宏氏自身がプレイヤーとしては決して一流と言える実績を積んでいるものではない、ということが批判の一因となっていますので、その理論については検証する価値はあるでしょう。

例えば、古武術バスケの桐朋高校バスケ部や、元ジャイアンツの投手、桑田選手が古武術を取り入れたこと、あるいは、五輪選手でもある末次選手が古武術のナンバ走りにヒントを得たといったような明確な実績が古武術ゴルフには欠けているというのは事実です。

古武術の応用で実績を上げたスポーツ選手

古武術の応用により実績を上げたスポーツ選手が何名かいます。実際に、今のように古武術がマスコミに取り上げられるようになったのも、こういった実績があってこそのことなのです。

まず有名なのは、元読売ジャイアンツの投手、桑田真澄投手でしょう。桑田投手は、PL学園時代の成績をひっさげて、鳴り物入りで巨人軍に入団し、華々しい戦績を上げていきましたが、当然、何度かの挫折も味わっています。

有名なのは1995年に発生した右肘の怪我による離脱ですが、その後、1999年から2001年の3シーズンも不調が続いたことも知られています。

陸上

一時は引退も決意した桑田投手が古武術と出会い、捻らない、溜めないといった古武術の動きの基本を自身のピッチングに取り入れることにより、2002年シーズンに見事二桁勝利を獲得したのです。

このときの桑田投手の武術の師だったのが、古武術研究家として知られる甲野善紀氏んだったことから、以降、古武術といえば甲野善紀氏という取り上げられ方がなされるようになりました。

また、北京オリンピックの陸上男子400mリレーで銅メダルを獲得したメンバーの一人である末續慎吾選手が、自身の走法の中にナンバ走りと呼ばれる日本古来の走法(江戸時代には飛脚がこの走り方を利用して長距離を素早く移動したといわれます)を取り入れていることが知られています。

といっても、ナンバ走りというのは、右手と右足、左手と左足を同時に出す走り方ですから、実際には端的にこの動作をしているわけではありません。しかし、カラダのねじれを最小限にし、上半身の無駄な動きをなくすという走り方が、ナンバ走りからインスパイアされたものであることは、末續選手自身がコメントしています。


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