居合術(抜刀術)とは?

居合術(抜刀術)というのは、さやに収まった状態の日本刀を抜き放つ動作によって相手を攻撃したり、相手の攻撃を防いだりする技術、あるいはその後の二の太刀により相手を仕留める古武術のことを指します。

居合術(抜刀術)とは?(つづき)

日本刀を用いるということから、剣術の仲間と思われがちですが、基本的に二者の間に技術的な相似点は少なく、同じ武器を用いた別の武術というのが正確です。

ただ、あらかじめ刀を抜いて構えるという動作をしないことが、どれほど実践的なのか、という点については居合術が発達した江戸時代にも既に議論の対象となっていました。

現在の居合いの流派でも、多くがあらかじめ抜刀することができない状況でおそわれた際の危険を回避するという緊急避難の技術としてとらえているようです。

居合いイメージ

居合術、抜刀術のメリットとしては、相手の不意を突くということと、さやを滑る際のスピード、そして伸びといったことが言われます。こういったメリットから、居合術を飛び道具にたとえることもあります。

また、抜刀術といいながら、実際には抜刀せずに戦う柔術のようなものや、逆に抜刀した状態で戦う剣術のようなものもあります。

現代武術としては居合道として存在するものの、古武術として残る流派はそれほど多くなく、また、見た目の派手さなどによってマスメディアに偏重されて伝えられることも多いものといえるでしょう。

ちなみに週刊少年ジャンプという少年雑誌に連載された「るろうに剣心」という漫画によって、比較的若年層にも抜刀術の一端が知られたことは有名です。


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